日野くんの心が知りたいです。


「そう?」



「はい!ただかっこいいなぁって思ってただけですから!」



思わずそう口走ってしまって、我に返ってからハッと口を塞ぐ。




今、私なんてことを……!



無神経にも程があるよ!




「ははっ、七草さんにそう言ってもらえて嬉しいよ」




ほら、さすが三沢くん。



女子の扱いにも慣れてるから、私が変なことを言っても動じない。



うん、これぞまさに完璧な王子様!

< 49 / 155 >

この作品をシェア

pagetop