黄金色の少女
決別
ジリリリリリリリ-
枕元の目覚まし時計がなった
目覚まし時計を素早くきり
真新しい制服に着替える
少女は身のこなしは良いもの朝は弱いのか
窓からさす太陽の光が眩しいのか
金色の目を細め眉間にシワを寄せ
顔はもの凄く不機嫌そうだ
まだ冬の余韻が残っているため
昨日窓を開けて寝たのは失敗だった
少し開いている窓の隙間から肌寒い風が
金色の髪をなびかせる
なびかされた髪は
陽の光を吸収するかのようにキラキラと光る