黄金色の少女











昨日のうちにまとめておいた荷物を持ち

おばさんに挨拶をしようとリビングへ行く






「おばさん今までありがとうございました

 おじさんにもよろしくお願いします」



「ええサラ向こうへ行っても元気でね」



「はい、さようなら」





と涙の別れとは程遠い挨拶をした



家を出て時計を見る

学校へ行くため乗る列車の時間まで
2時間もあった


予定より遥かに早く出てしまった…






「ちょっと早く出すぎたか」

そう言い駅とは逆の方向へ足を進めた


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