☆真実の“愛”―ただ、愛してる―3
愛と誓いと真実と
■相馬side□
沙耶が自分を頼ってくれないことが、俺は何よりも、悲しかった。
「……」
目の前で、眠る沙耶。
出逢ったときから、何度も見ている姿。
忘れられない、一年半前のこと。
沙耶の口許に手をあてがえば、息をしているのに。
どうして、こんなにも怖くなるんだろう。
彼女を失うかも、と、思ってしまうのだろう。
自分に自信がないのは、俺もなのに。
沙耶を、責めることなどできないはずなのに。
沙耶が言った言葉が許せなくて、その体に、心に思い知らせてやりたくて。
「……待ってろ」
全てを、片付けよう。
沙耶を傷つけたやつも、
そう、仕向けたやつも、
沙耶の心にも。
世間にも、何もかもに。
伝えてやろう。
俺が愛するのは、沙耶だけと。
沙耶が自分を頼ってくれないことが、俺は何よりも、悲しかった。
「……」
目の前で、眠る沙耶。
出逢ったときから、何度も見ている姿。
忘れられない、一年半前のこと。
沙耶の口許に手をあてがえば、息をしているのに。
どうして、こんなにも怖くなるんだろう。
彼女を失うかも、と、思ってしまうのだろう。
自分に自信がないのは、俺もなのに。
沙耶を、責めることなどできないはずなのに。
沙耶が言った言葉が許せなくて、その体に、心に思い知らせてやりたくて。
「……待ってろ」
全てを、片付けよう。
沙耶を傷つけたやつも、
そう、仕向けたやつも、
沙耶の心にも。
世間にも、何もかもに。
伝えてやろう。
俺が愛するのは、沙耶だけと。