☆真実の“愛”―ただ、愛してる―3
誓いのキスを≪三女・千鶴≫
□千鶴side■
幼い頃から、自分は大人びていると言われてきた。
まぁ、それは、自覚していることだったけど。
生まれたときから、私は高貴な身分だった。
それが、御園家第321代目総帥御園相馬の第6子、三女という肩書き。
別にその地位に驕ったことはないし、自分的には無くても構わないものであった。
だから……
「……用件は?」
この状況は、非常に不愉快だったりする。
幼い頃から、自分は大人びていると言われてきた。
まぁ、それは、自覚していることだったけど。
生まれたときから、私は高貴な身分だった。
それが、御園家第321代目総帥御園相馬の第6子、三女という肩書き。
別にその地位に驕ったことはないし、自分的には無くても構わないものであった。
だから……
「……用件は?」
この状況は、非常に不愉快だったりする。