俺だけのLovelyメイド

「な……、っえ……？」



それじゃあ。
生嶋くんって東條のこと……

……す、好き……なの？



ってことは、あたし生嶋くんと恋のライバルってこと!?


まさか、東條をめぐってライバルが出てくるなんて……

しかも、そのライバルは男の子、みたいな？





「だからさっき、無理矢理でも別れさせようと思ったのに。

……途中で東條がジャマしたから出来なかったけど」




……っておい‼
どんな手使うつもりだったのよ!?

今までと性格違いすぎだっつーのっ‼‼





「ねえ、聞いてんの？」




頭の中で生嶋くんの言葉がぐるぐる回って、生嶋くんがなにか話してたことなんてそっちのけ。


下を向き小声でなにかをブツブツと呟く怪しいあたしの顎を、生嶋くんがグイッと掴んだ。