俺だけのLovelyメイド
「じゃ、じゃあ……早く家に帰りたい、とか」



「……うん、それもあるけど。他は?」




他って……
コイツ、一度にいくつのこと考えてんのよ!?




「……っし、知らないよ」




震える声で呟くあたしの耳元に、東條はそっと口を近付けた。
一瞬ふわりと香る香水の香りに、またドキッと胸が高鳴る。




「……俺はかなり、

すごいコト考えてるけど?」



「……っ、な‼」




その言葉に、あたしは一瞬後退り。
そんなあたしを見て、東條はクスクスと笑った。




「顔、赤いけど?
何想像したわけ?」



「……っ」




ち、……違う違う‼
あたしは、変な想像なんてしてないもん‼

ただ単に、東條が変なこと言うからびっくりして……
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