俺だけのLovelyメイド
この人……誰?
「…あの」
「ねね、ヒマだったら俺に学校案内してよー。さっきからずっと、ぼーっとしてるし」
そう言って、その人はあたしの腕をギュッと握って来た。
急に腕を掴まれ、思わず持っていたチラシを下に落としてしまった。
バサバサと音がして、お化け屋敷のチラシが地面に広がる。
「まあまあ、いーじゃん‼行こ?」
「ちょ……っ、離し」
「──すいません、離してもらえますか?」
グイグイと腕を引っ張られて連れて行かれそうになった、その時。
頭の上から聞こえたのは……聞きなれた、声。
ゆっくりと、顔を上げてみた。
「……と、うじょう」
「大丈夫か?」
無理矢理男の手をあたしの腕から離し、そう言って笑う東條。
「…あの」
「ねね、ヒマだったら俺に学校案内してよー。さっきからずっと、ぼーっとしてるし」
そう言って、その人はあたしの腕をギュッと握って来た。
急に腕を掴まれ、思わず持っていたチラシを下に落としてしまった。
バサバサと音がして、お化け屋敷のチラシが地面に広がる。
「まあまあ、いーじゃん‼行こ?」
「ちょ……っ、離し」
「──すいません、離してもらえますか?」
グイグイと腕を引っ張られて連れて行かれそうになった、その時。
頭の上から聞こえたのは……聞きなれた、声。
ゆっくりと、顔を上げてみた。
「……と、うじょう」
「大丈夫か?」
無理矢理男の手をあたしの腕から離し、そう言って笑う東條。