俺だけのLovelyメイド


「……失礼しまーす」



あたしは着替え終わると、東條を放っておいて美椰さんのところへ向かった。

ドアをノックして中に入る。




「蘭さん、遅かったですね。
じゃあ今から説明始めるので、聞いてて下さいね?」




ニコリと笑って、美椰さんが言う。


よしっ‼
こんな事になったのは、もう仕方ないし……

あたしも頑張るかっ。




「まず、一番重要な事を言います」



うんうん。
あたしも美椰さんを見つめて頷く。




「蘭さんは泰臣様専属です。

他の事は一切何もしなくていいので、泰臣様の世話だけしていて下さい」



「はへっ!?」




あまりの衝撃に、おかしな声を発したあたし。

それに構わず、ニコニコとしている美椰さん。
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