俺だけのLovelyメイド
え、今さらっと大変な事言いましたよね?

“専属”?
いやいや、あり得ないでしょ。



今日だけで、あり得ないって何回言ったかな?
驚きすぎて、そんな事まで考えてしまう。




「あ、あの……専属って何であたしが?」



「泰臣様からの言いつけなので」




冷たっ‼
嫁入り前の娘が男と同じ部屋で生活するなんて、誰か危ないと思ってよ‼




「それで……あたしは何をしたら……?」



「泰臣様の学校の準備・食事の世話・部屋の掃除。

決まっているのは、これだけです。
後は泰臣様の言いつけ通りにして下さい」




その言葉に、ピクピクと笑顔がひきつる。


な、何であたしがっ……

あんな変態男の準備を何から何までしなきゃいけないのさっ‼


自分の事だって満足に出来てないのにっ。
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