俺だけのLovelyメイド
突然始まったあたし達の口喧嘩に、クスクスと笑う声すら聞こえ始めた。



「笑ってんじゃねーよ‼」




半分照れてる。
半分キレてる。

そんな東條の怒鳴り声にも、辺りの笑い声は止まらなかった。




「あーもう‼次行くぞ次‼
さっさと進めろ‼‼」



「あっ、はい……」



……司会者まで脅すなんて。
なんて恐ろしいんだ、この男。

しかも、この性格ですっかり周りにも馴染んじゃってるっていうね。



……心配すること、なかったじゃん。

心配しなくても、みんな受け入れてくれてるじゃん。ほんとの、東條を。


全然、大丈夫じゃん。





「それでは、第二問です。
初めてキスした場所は?」



って、そんなことまで聞くの!?
……マジで?

もう他の人達書き始めてるし‼
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