俺だけのLovelyメイド
何を言いたいのかが、よくわからない。


そんなあたしの頭の中とは反対に、生嶋くんはあたしの頬に触れていた手を頭の後ろに回した。

ぐっと力を込めて引かれ、一気にあたしと生嶋くんの距離が縮まる。




「え、なに……」



「……だから。
俺がもし、ここでアンタに何かしたとしても、それはアンタの自己責任だからねってこと」




──え。

……“何かしたとしても”


な、に?


何も言えず口をパクパクさせているあたしを、生嶋くんが引き寄せた。
< 254 / 320 >

この作品をシェア

pagetop