俺だけのLovelyメイド
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時間になり、学校の隣にあるチャペルへ。
そこにはもう、たくさんの人達が来ていた。
確かに東條のお父さんは社長さんだし、そういう関係の人も多いと思うけど。
その内の半分くらいは、うちの学校の生徒。
まあ、同じ学校の生徒の結婚式って言ったら行きたくなるのも当たり前かな。
「蘭‼」
その声に振り向くと、目に入った縁の姿。
一緒にいるのは……浦河と、生嶋くん。
「来てたんだね、良かった会えて‼」
縁はあたしの側まで走り寄って来た。
視界の中で、縁が着ているピンク色のドレスのスカートがひらひらと揺れている。
「もうすぐ始まるみたい。
ね、あっち行こ?」
その縁の言葉に、あたしは黙って頷いた。