俺だけのLovelyメイド
東條のその言葉に、急にチャペル内は騒がしくなった。
「俺は家の為とは言え、やっぱり好きでもない人と結婚することなんか出来ません。
……俺には、守ってやりたい大切な人がいます。
俺は誰よりもその人が大切だし、──ずっと一生、一緒にいたいと思っています」
繋いだ手に、力が込められる。
東條は顔を上げると、もう一度マイクに向かい口を開いた。
「香乃華には……櫻宮さんには、とても失礼なことをしたとわかっています。
……勿論、東條の家にもです。
俺は、櫻宮さんの結婚相手には相応しくありません。
もともと、東條の家柄に相応しくないと思っていました。
……だから俺は今日、一つの決意をしてこの場所へとやって来ました」
「俺は家の為とは言え、やっぱり好きでもない人と結婚することなんか出来ません。
……俺には、守ってやりたい大切な人がいます。
俺は誰よりもその人が大切だし、──ずっと一生、一緒にいたいと思っています」
繋いだ手に、力が込められる。
東條は顔を上げると、もう一度マイクに向かい口を開いた。
「香乃華には……櫻宮さんには、とても失礼なことをしたとわかっています。
……勿論、東條の家にもです。
俺は、櫻宮さんの結婚相手には相応しくありません。
もともと、東條の家柄に相応しくないと思っていました。
……だから俺は今日、一つの決意をしてこの場所へとやって来ました」