再会はある日突然!!
「…ヒュー…スゥ…」
けして、良いとは言えない呼吸で苦しそうだ。
念の為、サチュレーションも測っておこうかな…
体温計を脇に挟んで、指に機械を付ける。
見ると、酸素濃度はやっぱり、少し低かった。
発作に繋がり兼ねないし…
酸素マスク必要だな…。
そう思った時、ぴぴっと体温計がなる。
スっと抜き取って、表示を見る。
(40.2)
…
解熱剤は入れたばかりだけど、これは高い…。
苦しいはずだよ…。
そして、そのあとすぐに、三枝さんが戻ってきた。
「おまたせしました。」
「ありがとう。三枝さん…悪いけど、酸素マスク持ってきてもらえる?」
振り向いて、そう言おうとした時
「あ、川島さん、苦しそうだったんで、いるかなと思って持ってきました。」
隣の部屋にあるはずの検査キットを持ってくるには遅いなと思っていたら、酸素マスクと酸素ボンベを持ってきてくれていたみたい。
流石…
頼りになる。