再会はある日突然!!
「俺、検査するから、マスクの準備しといてくれる?
酸素は3リットルで。」
「わかりました。」
そう言ったのを確認して、検査キットをだす。
インフルエンザの検査は、長い綿棒見たいのを鼻に入れてやる。
袋から取り出す。
「ちょっとごめんね。」
そう声をかけてから、サッと鼻に入れて、すぐに結果がでるようにセットする。
「ごほっ…」
少し苦しかったのか、ななちゃんは咳をしたけど、すぐに治まった。
三枝さんは、マスクをもう使えるようにしてくれていたので、ななちゃんにつける。
これで、少しは呼吸楽になるかな…
「三枝さん、今ってベット空いてたっけ?」
「うーん…今いっぱいなんですよね…」
どうしようか…
この状態のななちゃんを1人家に帰す訳には行かない。
そんなことを考えているうちに、結果がでた。
「インフルだね…」
カルテに診断を書いて、処方箋を出す。
「三枝さん、まだ時間平気?」
「大丈夫です。」
「俺、処方箋貰ってくるから、ななちゃん見ててくれる?」
「あ、それなら、私が貰ってきますよ。
流星先生…心配なんですよね…?」
「お願いしようかな…。
ありがとう。」
俺の気持ちを見透かすかのように、言われた。
確かに、心配だったけどね。