再会はある日突然!!

薬は三枝さんに任せて、ななちゃんの様子を見る。


ベットが空いてないんじゃ、しょうがないから、今日は家に来てもらおうかな…


家になら、簡単な酸素マスクならあるし、俺も付いていられる。


そう思っていたら、急にななちゃんが咳き込みだした。


「ごほっごほっごほっ…ヒュ…ごほっ…」


「ななちゃん、ちょっとごめんね。」


寝たまだと苦しいと思い、起こす。


だけど自分じゃ身体を支えられなかった。

俺は、ベットの端に座りななちゃんを寄りかからせる。


そのまま背中を摩っていた。



「ごほっごほっ…ヒュ…」


喘息になりそうだな…


吸引は俺のカバンに入れていたから、ここからじゃ届かない。



ちょうどその時、三枝さんが戻ってきた。

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