再会はある日突然!!


私が座ったことを確認してから、流星先輩は車椅子を押して、部屋に案内してくれた。


「ここだよ〜」


案内された部屋は個室だった。


「え…個室…」


「ごめんね、今はここしか空いてなくて…」


「わ、かりました…ゴホッ…」


とりあえず、点滴のせいなのか、熱があるせいなのかは分からないけど、凄く眠い。


重い身体を動かして、やっとの思いで、ベットに移るとウトウトし始めた。


「ななちゃん、眠い?」


「…ん…」


咳も落ち着いてきて、すぐに寝れそうだ。



「寝ていいよ〜、起きたらナースコール押してね。

おやすみ…」



「は…ぃ…スゥー…」


流星先輩がそう言ったのを聞いて、私は眠りに落ちた。


やっぱり、流星先輩は優しいな…



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