再会はある日突然!!
【~流星side~】
カルテの整理をしていたら、咳き込む声が聞こえた。
ななちゃん?起きたのかな?
カーテンを開けると、苦しそうに咳き込むななちゃんが居た。
「ななちゃん、大丈夫?」
とりあえず、苦しそうだから呼吸に合わせるように背中を摩る。
「せん…ぱ…ゴホッ…腕…ゴホッ…痛…」
「ん?腕?
あ、ごめんね。これは痛いね…
針抜くよ?」
ななちゃんの腕を見てみると、針がズレていた。
これは痛い…。
俺がそう言うと、ななちゃんは涙目になりながら頷いた。
涙目のななちゃん…!
可愛い…。
俺はそう思いながらも、サッと針を抜いて止血をする。