再会はある日突然!!
それから、私に力が入って動けるようになったのは20分後だった。
リビングに向かうと、美味しそうないい匂いがした。
ガチャっと扉を開ける。
「ななちゃん、ご飯できたよ〜」
さっきのことは、無かったことのように普通に話してきた。
ってか…ご飯作ってもらっちゃった…
テーブルの上を見てみると…
「おいしそう…」
ハムエッグにトースト、スープが並んでいた。
私は別に、洋食でも和食でもこだわりは無いけど、これは美味しそうだ。
流星くん、料理もできるんだ…
すごいなぁ…
「ななちゃん、コーヒーとお茶どっちにする?」
コーヒー飲めない…
「お茶でもいい?」
「分かった。座ってていいよ。」
そう言われたので、椅子に座る。
近くで見ると、もっと美味しそうに見える。
「はい。」
いつの間にか、流星くんがコップを私の方に差し出して、自分も椅子に座っていた。
「ありがとう!」
「「いただきます。」」