再会はある日突然!!
「俺、食器とかまとめておくから、ななちゃん服とかまとめてきてくれる?」
そうじゃないと、ななちゃん全部1人でやりそうだし、それに俺が服とかをやる訳にはいかないし…
「うん。」
そう言ったのを確認してから、持ってきたダンボールを持ってキッチンに行った。
「すごいな…」
ななちゃんのキッチンは、調理器具が一杯だった。
普段から料理してるんだろうな…
俺の家には、フライパンと食器くらいしかない…
それも、和人が来た時に置いていったものだ。
返さなくていいって言うから置いてあったけど、今日まであることすら忘れていた。
そんなことを考えながら、次々とダンボールに詰めていった。
お皿とかは、新聞紙に包んでから。
ガサゴソとやっていると、意外とすぐにまとまった。
あとは、小物類と電化製品か…
そう思ったところで、ななちゃんがひょこっと顔を見せた。
「あ、ななちゃん終わった?」
「うん。おわったよ〜!」
時計を見ると、作業を初めて30分が経っていた。
「あとは、小物類かな?」
電化製品は、俺の家にあるものは置いていけばいい。
「あ、そう!」