再会はある日突然!!




「着たよ〜!」


私はカーテンをシャーっと開けて、流星くんに着た姿を見せた。




「うん。可愛い!」


そう言って、ちょっと待っててと流星くんはその場を離れた。



ん??



待っててと言われたから待ってるけど…



どうしたのかな?



少ししてから、流星くんは沢山の箱を持った店員さんを連れて、 戻ってきた。



…持ってる箱はなんだろう…




「お客様!とっても素敵ですね!!


お客様なら、こちらとこちらを合わせるといいと思います。」



なんと、箱に入っていたのは、靴とバック…それと、アクセサリーだった。



「えっ??」



私、買わないよ?



そう思った私の想いは叶わずに、店員さんは色々な靴やバックを持ってくる。




んー…



どうしよう…




流星くんも店員さんとなんか話してるし…




「じゃあ、これで。

着て帰ります。」



えっ!?


ちょっと待って…!



私が知らないうちに、買うことになってるの?


それに、着たまま?




「失礼しますね。」



店員さんが私の方に来て、服の値札を撮ってくれた。




「あっ…」



私は何も出来ず、されるがままだった。



流星くんは、私の手をとってお店を出ようとする。



えっ!?



「流星くん、お会計は?」





「終わってるよ。

これは俺からのプレゼントね?

貰ってくれる?」



流星くんにそう言われたら、なぜか、断れなかった。


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