再会はある日突然!!


1分くらいしてから、流星くんは袋を持って出てきた。




「ななちゃん、ナースから何を聞いたの?」



流星くんが、私の目の前にしゃがみこんで、俯いている私を見上げるように見た。



「…流星くんと、凛さんはお似合いだって…」



私が流星くんにそう言うと、何のことか分かったのか、口を開いた。




「実はね、三枝さんに買い物に付き合ってもらった時に、病院の関係者に見られたんだよ…


それから、ありもしない噂が飛び交ってね…






ほんと…?




嘘じゃないの?



「実はその時、これを買いに行ってたんだ…

何がいいのか分からなくて、決められなかったから、三枝さんに一緒に来てもらったんだけど…


それをみんなが勘違いしたみたいだね…」



そう言って、流星くんは袋から小さい箱を出して、箱から何かを取り出した。




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