再会はある日突然!!
「ななちゃん、左手出して?」
ん?
なんだろうと思いながらも手を出す。
「…
ななちゃん、本当はもう少しちゃんとしたところで言いたかったんだけど…
俺と結婚してください!」
手にひんやりとした感覚があり、見てみると、シンプルだけど、可愛い指輪があった。
「…えっ?」
状況が読み込めずにいると、流星くんはもうひとつ何かを袋から出した。
「あと、これも…
これはもっと早く渡したかったんだけど、遅くなっちゃってゴメンね…」
そう言って渡されたのは、見覚えのあるドックタグだった。
「これって…」
「一緒に暮らし始める時に、ショッピングモール行ったでしょ?
その時買ったんだ。」
「あっ!あの荷物…?」
確かに、私が頼んだのと別に小さい箱が届いていた。
流星くん宛だったから、そのまま渡したけど…
「そうだよ。
裏見てみて?」