再会はある日突然!!


電話を切った途端、我慢していた咳が出てきた。


「ゴホッゴホッ…」


発作にはならなかったけど、息がしずらい。




「ななちゃん…、たぶん、まだ熱上がるから点滴入れてもいい?

喘息のと、解熱剤を入れたいんだけど…」


さっきしていた点滴はもう終わって、針も抜いてある。


また…注射やだな…


「じゃあ、40度を超えたら、危ないから注射させてね?」


私が嫌がっているのが分かったのか、そう言われた。


「…流星先輩…ハァ…やってくれる…なら…」

「大丈夫。俺がやるよ。」


先輩がやってくれるなら、安心だ。


安心したからか、急に脱力感が来て、息切れも出てきた。


「辛いなら、寝てていいよ?」

先輩にそう言われた。

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