再会はある日突然!!
「測り終わった?」
三枝さんが聞いている間に、カルテをチェックする。
「…まだ寒い?」
三枝さんがななちゃんにそう言って、俺に体温計を見せてきた。
これは、高いな…
それに、まだ寒いなら40度超えるな…
点滴するか…。
カルテに記録しながら、そんなことを考えていると、ななちゃんに声をかけられた。
「流星先輩…、電話…したいんですけど…」
うーん。
ここは個室だし、他と離れてるところだから良いけど…
咳我慢するよな…
あまり長くないならいいけど…
「うーん…、個室だし、ここでならいいよ。すぐ終わる?」
「職場に電話するだけです。」
それなら、大丈夫かな…
「いいよ。
そのかわり、具合悪くなったらすぐに言ってね。」
「はい。」
ななちゃんの返事を聞いてから、バックを渡した。