再会はある日突然!!
朝になり、いつものようにななちゃんの病室に向かう。
昨日は呼ばれなかったけど、平気かな…
昨日は当直で、たまに様子を見に行っていたけど、少し良くなっているのか、発作もあまり出なかった。
熱少しは下がっているといいな…
そう思いながら、病室のドアを開けた。
「おはよ〜」
「…っはよ…ござ…」
ん…??
起きてる?
喉がカラカラで声が出ないみたいなので、水を渡す。
「ななちゃん、意識ハッキリしてるね。熱は測った?」
酸素マスクを外しながら、ななちゃんにそう聞いた。
喉が乾いていたのか、少しずつ、ごくごくと飲んだ。
「まだ…です。」
あれだけ発作が出て、水も点滴からしかほとんど取れなかったから、ななちゃんの喉はやられて、声はガラガラだった。