再会はある日突然!!


「じゃあ、測ろっか!」

まだ測ってなかったらしいので、体温計をとって、渡す。

ななちゃんは素直に体温計を脇に挟んで、じっとしていた。


測っている間に、俺は昨日までの記録を見て、血圧と脈を測る。



終わったときに、ちょうど体温計がピピっと鳴った。


ななちゃんがゆっくりと脇から出したのを見る。

(37.4)


よかった…


「うん、だいぶ下がったね。」


思わず、ふぅーっと息を吐く。


本当によかった。


「…先輩…すいません…」


そう思っていると、ななちゃんが泣きそうな顔でそう言ってきた。


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