再会はある日突然!!
ななちゃんは、俺の手に合わせるように、深呼吸をする。
「先輩…も…大丈夫…です…」
そう言われて、手を離す。
そしたら、ななちゃんが俯いちゃった…
具合良くないもんね…
早く寝たいよね…
「ななちゃん?…ななちゃん?」
一回呼んだけど、聞こえてないみたいだったので、また呼んだ。
「ふぇ?」
びっくりしたのか、可愛い声を出しながら、顔を上げた。
もう…
ななちゃん、その顔可愛すぎだから…
俺は必死に顔に出さないように、平然を装う。
「今日安静にして、熱下げようね。」
「はい…」
「じゃあ、回診行ってくるから、ちゃんと休んでるんだよ?」
ななちゃんに、ニコッと笑いかけて、部屋をでた。