再会はある日突然!!


「ゴホッ…か、風邪をひいて…ゴホッゴホッ…」


「じゃあ、見ていきますね〜」


ぼうっとしていた私は、そう言われて、初めて先生を見た。



「えっ…!?ゴホッ…

流星先輩…?」


咳のしすぎで、声がガラガラだった。


私がそう言ったら、先生と目が合った。


「もしかして、ななちゃん??」



コクリと頷く。


まさか、こんな所で会えるなんて…!!


「ひさしぶりだね〜、

とりあえず、辛そうだから、見るよ?」


「ゴホッ…!!」


流星先輩は優しくそう言った後、診察を始めた。


「はい、服あげて〜」


先生だからしょうがないけど、先輩に下着を見られるのは、ちょっと恥ずかしい。


あまり、見えないように、少しだけ上げた。


< 5 / 281 >

この作品をシェア

pagetop