再会はある日突然!!
回診が終わってからも、仕事に追われて、結局落ち着いたのは、外が暗くなってからだった。
ななちゃん大丈夫かな?
呼ばれてないから、まだ大丈夫だと思うんだけど…
急ぎ足で病室に向かう。
コンコンっとノックをして扉をあけた。
「ななちゃん!?!?」
扉を開けたら、ななちゃんが倒れていた。
ビックリして、駆け寄る。
「す、ばる…先輩…」
「どうしたの?」
抱き起こすと、身体が熱い。
熱が出てきたのかな…
ななちゃんの様子を見ながらも、どうして倒れていたのか聞く。
「トイレに…行こうとして…」
「そっか、痛いところは無い?」
きっと、熱が上がってきて、ふらっとしたんだろう…
「…」
ななちゃんは何も言わずに頷いたけど、一応痛いところが無いか確認しながら触る。
「っ!!」
左腕を触ったら痛いのか、顔をしかめた。
「ここ痛い?」
バレたからか、諦めたように静かに頷いた。
「ちょっと触るよ?」
そう言ってから、症状を確認する。
レントゲンとらないと分からないけど、たぶん、折れてはいないかな…打撲…
これ以上触ると痛そうなので、離す。