再会はある日突然!!
「ななちゃん、俺と付き合ってくれますか?」
聞き間違いじゃなかった…!
そんなの決まってる!
「お願いします…」
顔を真っ赤にして答えると、流星先輩にギュッと抱き寄せられた。
「はぁ…よかった〜」
先輩の心臓すごいドキドキしてる…
私の心臓も負けないくらいドキドキしているから、バレないように冷静に保つのがやっとだ。
告白もホントは私から言おうと思ったのに…
「先に言おうと思ったのに…」
私がボソッと言うと、
「だから、そんなに可愛い格好してるの?」
聞こえてたみたい…
「俺の前以外で、そんな可愛い格好するの禁止ね。
俺以外の男にそんな顔見せないでよ?」
先輩にそう言われた。
「そんな顔?」
ってどんな顔してるんだろう?
「ん?真っ赤にして、恥ずかしがってるけど、可愛くて幸せそうな顔。
ここじゃなかったら、たべられてるよ?」
そう言って笑った流星先輩はかっこよかった。
てか、た、たべられる??
「流星先輩…たべられるって…?」
「襲っちゃうよってこと…」
耳元でそう囁かれて、もっと真っ赤になった。
今いるのがここで良かった。
「それより、付き合うんだから、先輩じゃなくて、流星って呼んで?」
顔を覗き込まれるようにそう言われた。