再会はある日突然!!
【〜流星side〜】
ふぅ…
やっと回診が終わった…
ななちゃん今日退院だったよな…
流石にもう帰っちゃったか〜
話そうと思ったのになぁ
そう思いながら、中庭のベンチに座って休憩していた。
「…る先輩〜」
なんか、気のせいかな?
ななちゃんに呼ばれた気がするんだけど…
ちらっとドアの方を見ると、ななちゃんが居た。
えっ?
帰ってなかったんだ…!
「ななちゃん…、荷物まとめ終わった?」
嬉しさを隠すように、冷静に振る舞いながらそう聞いた。
「はい。お世話になりました。」
「そっか。元気になって良かった。」
少し、寂しい気持ちを隠すようにぽんっと頭を撫でる。
「…」
「…」
ふぅ…
「ななちゃん、聞いてほしい事があるんだけど…」
ドキドキする心臓の音を聞きながら、決心した。
「なんですか?」
「あ、えっと…
ななちゃんのことが好きです!!」
ドキドキと早まる心臓を抑えながら、次の言葉を絞り出す。