再会はある日突然!!


「ななちゃん、明日も仕事でしょ?今日はもう帰ろっか?」


えっ…もう?

まだ一緒に居たいけど、きっと迷惑だよね…


「…そうですね…帰りましょっか…」


その後、流星くんがディナーのお金を払ってくれて、車に戻った。


私も払うと言ったけど、私には払わせてくれなかった。

「ななちゃん、カッコつけさせて。」

と言われてしまったので、素直にごちそうさまです。と言って、払ってもらったのだ。


…車で家まで送ってもらう。

だけど、車の中は無言だった。


それに、家はそこまで遠くないから、すぐに着いてしまった。


「…流星くん…、ありがとうございました。おやすみなさい。」


私はそう言って、車を降りようとしたけど、降りれなかった。



「ななちゃん…」


そう呼ばれて、振り向くと、目の前に流星くんの顔がどアップであった。


えっ…



キス…されてる…



「おやすみ。」


流星くんは、イタズラをした後の様な顔をしてそう言った。


< 86 / 281 >

この作品をシェア

pagetop