再会はある日突然!!
「ななちゃん、明日も仕事でしょ?今日はもう帰ろっか?」
俺がそう聞くと、ななちゃんは少し寂しそうな顔をした。
そんな顔をされたら、返したくなく無くなる。
でも、ななちゃんは病み上がりだから、そうする訳には行かない。
「…そうですね…帰りましょっか…」
さっきまで、キラキラ輝いていた笑顔が消えて、しょぼんとしていた。
それから、お会計をして車に戻った。
ななちゃんも払うと言っていたけど、俺はななちゃんに出してもらう気は無かったので、
「ななちゃん、カッコつけさせて。」
そう言うと、ななちゃんは小さく
「ごちそうさまです。」
そう言ってくれた。
車で、ななちゃんの家に向かう。
だけど、車の中は無言だった。
それに、すぐに付いてしまった。
「…流星くん…、ありがとうございました。おやすみなさい。」
そう言って、車を降りようとしたななちゃんの腕を掴んで、引き止めた。
「ななちゃん…」
そう呼ぶと、振り向いたななちゃんにキスをした。
チュッと音を立てて離れてから
「おやすみ。」
ニコッとそう言って、ななちゃんの腕を離した。