あなたの心を❤️で満たして
スマホの画面をタッチするのが見え、私はさっとパントリーから飛び出した。
いきなり廊下に現れた私を見つけ、ビクッと彼の背筋が伸びる。
「……なんだ。そこに居たのか」
安心したように息を吐く彼に無言で頷き近寄る。
唇を噛み締めている私の表情を確かめた彼が、不思議そうに首を傾けた。
「何か怒ってる?」
怒られる筋合いなんてない人が聞いている。
だけど、確かに今、私の胸の中はざわざわと落ち着きがなくて。
「黒沢さん、私に言いたいことがあるんじゃないですか?」
そう問い掛けると、彼はまたしても不思議そうに瞬きをした。
「言いたいこと?……あっ、ただいま」
「お帰りなさい…じゃなくて、挨拶以外のこと!」
つい乗ってしまった。
間抜けもいいところだと思い、直ぐに気持ちを立て直す。
「挨拶以外のこと?何だろう?」
彼は目が点になり、目線を上げてしらばっくれる。
こっちはそれを見てると堪らないほどムカついてきて、声を張り上げて訴えていた。
いきなり廊下に現れた私を見つけ、ビクッと彼の背筋が伸びる。
「……なんだ。そこに居たのか」
安心したように息を吐く彼に無言で頷き近寄る。
唇を噛み締めている私の表情を確かめた彼が、不思議そうに首を傾けた。
「何か怒ってる?」
怒られる筋合いなんてない人が聞いている。
だけど、確かに今、私の胸の中はざわざわと落ち着きがなくて。
「黒沢さん、私に言いたいことがあるんじゃないですか?」
そう問い掛けると、彼はまたしても不思議そうに瞬きをした。
「言いたいこと?……あっ、ただいま」
「お帰りなさい…じゃなくて、挨拶以外のこと!」
つい乗ってしまった。
間抜けもいいところだと思い、直ぐに気持ちを立て直す。
「挨拶以外のこと?何だろう?」
彼は目が点になり、目線を上げてしらばっくれる。
こっちはそれを見てると堪らないほどムカついてきて、声を張り上げて訴えていた。