あなたの心を❤️で満たして
「うん……」
「留衣は緊張してる?」
旦那様の質問に、勿論…と答えた。
緊張のあまり指先が震えて、ハンドル操作も誤りそうなくらいだ。
「…俺、何だか武者震いがきそうだ」
情けない言葉を言い出す彼を横目で見ながら吹き出した。
肝心な時に舌を噛みそうだと話す彼に同調し、車内では何とか気を紛らせることができた。
教会に着くと黒いスーツに白いネクタイを締めた正装姿の三上さんが待っていて、私達を出迎え、笑顔で「おめでとうございます」と言ってくる。
「ありがとうございます」
「今日はお世話になります」
頭を下げてお願いすると、目尻を下げて「いいえ」と笑った。
彼の先導で教会の中に入り、早くから仕事を始めているスタッフ達を横目に控え室へと向かう。
そこで面会者が到着するのを待つのだけれど、どうにも落ち着かなさ過ぎてじっとして居られず歩き回ってしまう。
「留衣、少し落ち着いて」
腕を引っ張って座らせようとする厚志さんに、お願いだから放っておいてと懇願。
困った様な顔で見つめられても私の方は困惑と不安ばかりが渦巻いていて……。
「留衣は緊張してる?」
旦那様の質問に、勿論…と答えた。
緊張のあまり指先が震えて、ハンドル操作も誤りそうなくらいだ。
「…俺、何だか武者震いがきそうだ」
情けない言葉を言い出す彼を横目で見ながら吹き出した。
肝心な時に舌を噛みそうだと話す彼に同調し、車内では何とか気を紛らせることができた。
教会に着くと黒いスーツに白いネクタイを締めた正装姿の三上さんが待っていて、私達を出迎え、笑顔で「おめでとうございます」と言ってくる。
「ありがとうございます」
「今日はお世話になります」
頭を下げてお願いすると、目尻を下げて「いいえ」と笑った。
彼の先導で教会の中に入り、早くから仕事を始めているスタッフ達を横目に控え室へと向かう。
そこで面会者が到着するのを待つのだけれど、どうにも落ち着かなさ過ぎてじっとして居られず歩き回ってしまう。
「留衣、少し落ち着いて」
腕を引っ張って座らせようとする厚志さんに、お願いだから放っておいてと懇願。
困った様な顔で見つめられても私の方は困惑と不安ばかりが渦巻いていて……。