love game♡
「あーあ、作戦失敗。使えねーんだよ。お前ら。」

優くんに連れてこられた
かなえは男たちに呆れていた。

「おい、かなえ。どーゆうことか説明してもらおうか。」

泣きじゃくるつかさが今の俺を落ち着かせていた。

「この子をどーにかして、伊織を手に入れたかっただけ。」

「は?」

「だって、ムカつくじゃない。
私はただのゲームの対象でわしかなかったのに、この子は伊織の本気の対象になった。
どんな子かと思ったら、ふっつーの女で
私みたいな女を放っておくなんてどーかしてるわ。」

「お前なんて暇つぶしにもなんねーよ。」

「伊織、悪いこと言わないわ。
私と付き合っておきなさいよ。」

「勘弁しろよ。男つかって人を傷つけるやつなんか。」

あーやべえ。
女といえど手が出そうだ。

「どーして。伊織には私みたいなのがあってるのに。」

「あってるかどーかは、俺が決めんだよ!!」

その時だった。

「かなえさんは、伊織くんにほんきのんですよね!?」

泣きじゃくっていたつかさが、
立ち上がった。

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