love game♡
「私が伊織に?バカ言わないで。
私はただ、顔もテクも完璧な伊織が欲しいだけ。私と釣り合う男連れてると私の株があがるのよ。」

バシッッ!!

俺の手が出る前に、つかさが手を出した。

「伊織くんは、アクセサリーじゃない!!
あなた男の子をなんだと思ってんの!?
自分をよく見せるために身につけるものじゃない!!私は伊織くんが好きです!
でも顔がいいからとかじゃない。
本気で誰かをバカみたいに愛してる人間をバカにしないで!!」

「な、何よ‥」

叩かれた頬をかなえは、唇を噛んで抑えたいた。


「かなえ、こーなったのは俺のせいだ。
俺がゲーム感覚でしか付き合ってなかった。
本気で恋してる人間をバカにしてた側だ。

悪かったな。」

「‥くっ。こんなふっつーの女のどこがいーの?」

「ふっつーの女でいいんだよ。
まっすぐで、どんなことがあっても馬鹿正直なやつつかさくらいだろ。
こんな俺を、つかさは手を離さなかった。
つかさは、誰よりもいい女だよ。」


つかさを、抱き上げた。

「伊織くん。」

「怖い思いさせたな。ごめん。」

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