love game♡
電話をかけてみたのは、
思えば初めてかもしれない。

学校に来てないみたいだから、
家にいるのかな。

プルプル‥プルプル‥

『ん‥つかさ?』

「伊織くん、寝てた?」

『あーうん。今日も朝までやっててさ。
悪いな。最近会ってもやらなくて。』


「無理しすぎだよ。倒れるよ!?」

『大丈夫ー。つかさの声聞けたから。
構ってあげられなくてごめんね。ちゃんと埋め合わせするから。』

「大丈夫!お店忙しいんでしょ?」

『まーそれもある。
あのさ、クリスマス開けといて。』


「え?」

『お姫様を旅行に連れて行くから。』


「まさか、その為に?」

『まーね。登に無理言ってバイト詰め込んだ。だからもー少し我慢しててね。』


「うん。伊織くん大好き。」

『ふふ。俺のが好きだから。』


伊織くんは、私のためにバイト詰め込んで
お金稼いで旅行に連れて行くって言ってくれた。

幸せすぎて死ねる。

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