love game♡
解放された両手。
伊織くんは私に倒れこんできて、顔を埋めた。

「悪い。やりすぎた。」

「大丈夫。」

「嫉妬した。」

「私は伊織くんしか見てないよ?」

「うん。わかってる。でも俺の知らないところで、知らない男と仲良くしてると思ったらやけた。」

「ごめん。仲良くしてるつもりはないんだけど。」

「キスしたい。」

「ん。」

伊織くんは、時折歯止めが効かなくなる。

嫉妬してくれたのは嬉しいけど。

不安にさせたのは、私だ。

< 145 / 215 >

この作品をシェア

pagetop