love game♡
「できた。」

お兄ちゃんがそう言うと、
会場が沸いた。

「え、え、変なの!?私。」

歓声なのかなんなのかよくわからない。

「伊織見てみ。」

ステージの真ん前にいる伊織くんをみてみると顔を真っ赤にしていた。

「ほれ。」

鏡で見るとそこにいたのは、
髪が短くなってショートになった私。

「お兄ちゃんすごい。」

「すっげえ練習したかんな。」

やりきったお兄ちゃんは、
見たこともない嬉しそうな顔をしていた。

< 201 / 215 >

この作品をシェア

pagetop