love game♡
涙を堪えるのに必死だった。

「そーかよ。どうなっても知らねーからな。俺に泣きついて来たって助けてやんねーから!バカつかさ!!」

バタンと激しく音を立てて閉じたドア。

これでいーの。
いっそのこと嫌な女になって関わらなくなれば諦めつく。

どちらにせよ、きっと日菜子だって嫉妬心があるはずだし。

時間がたてば、優のこと友達として受けいられるはず。

ピロリンとなった携帯。

タイミングよく鳴った着信は、伊織くんだった。

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