love game♡
「はい。」

『もっしぃー。今家ー?』

「そ。」

『あれ、泣いてる。』

「泣いてない。」

『また、優くーん?』

「違う。」

『そーでしょ。慰めに行ってあげよーか?』

「は?」

「もう来ちゃったもんねー。」

電話の中の声が近くで聞こえた。

「なんで!?ストーカー!?
普通にこの家教えてない!」

「ストーカーじゃないし。日菜子ちゃんにラインしたら教えてくれた。」

「いやいや、だからって普通に入って来ないでよ!お母さんは?」

「彼女に会いに来たって言ったら、ウェルカムだったよ?」

お母さんも日菜子も‥全く‥

「てゆーかさ、離して。」

いとも簡単にこの人の腕の中に治る。

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