love game♡
ベッドの上には、
足と頭に包帯をして、なんとも痛々しい姿の伊織くんがいた。

「つかさ?」

私を見た伊織くんは、目を見開いていた。

「4組の男の子に、伊織くんが事故ったって聞いて‥」

「別にいーのに。来なくて。」

「せっかく来たのに!帰る。」

「嘘!つかさ早くこっち来て。」

起き上がれない伊織くんは、手だけのばして
私の腕を掴んだ。

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