love game♡
会いたかったなんて言われると思わなかった。

「そろそろ離して?」

「うん。」

調子が狂う。
痛々しくて、弱々しく思える。

「つかさが来てくれてよかった。」

「仕方なくだよ。」

「俺ね、つかさがいない日がつまんなくて
イライラして俺んなかでつかさの存在ってでかいんだなって思った。」

「調子が狂うから、そんなこと言わないで。」

本当は、寂しがり屋なのかもしれない。

「良かったな。伊織。」

いつの間にか戻って来ていた登さん。

「俺のプリンは?」

「ほれ、昔からプリン好きだよな。」

「悪いかよ。」

思ったより、ずっと子供っぽい。

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