love game♡
「あっ。そーだ。これ。」

「なに?」

つかさが持ってきたのは、コルクボードだった。

「余計なお世話かもしれないと思ったんだけど。」

クラスの奴らのメッセージや、
優くんと日菜子ちゃんからの手紙。

「これ、つかさが作ったの?」

「うん。」

「バカじゃないの。」

「え。」

「俺なんかのために?」

「そうだよ。伊織くんなんかのために
みんな書いてくれたんだよ。あのね。
登さんからね、伊織くんの事情全部聞いた。
伊織くんにはさ、こんなにも伊織くんを待ってくれてる人がいるんだよ。
友達がちゃんといる。伊織くんは1人じゃないよ。」

友達なんかクソだって。


どーせみんな俺をかわいそうだって同情するって‥

いつか裏切られるなんて思ってた。

だから、信用なんかしてなかった。

なのにさ、、

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