蘇りのウタ
☆☆☆

カケルが言った通り、小屋はすぐに見つかった。


中に入ってお茶やスポーツドリンクを飲むと、少し気分が落ち着いてくる。


「あれって一体なんだったんだろう」


小屋の隅で座り込んでいた菜摘が呟くようにそう言った。


アレは骨だった。


紛れもなく、人間の骨。


思い出すだけで背筋は寒くなる。


「アレはきっと、この森で眠っていた死者だ」


カケルが静かな声でそう言った。


みんなの視線がカケルに集まる。


「死者? この森って一体なんなの?」


菜摘が聞く。
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