蘇りのウタ
「亡くなった人の数だけ木を植えよう。最初はそんな提案から始まったらしいよ。

それが大きくなって、森に戻す計画になったんだ。森の入り口には今でも村の名前が刻まれている遺跡があるよ」


さっきの骨はその時に亡くなった人なのだろうか。


でも、だとすれば……。


「それって、どのくらいの人が死んだの!?」


突如、悲鳴を上げるように菜摘が言った。


あたしも同じ事を考えていた。


この村で亡くなった人があんな姿になったのだとすれば、あの骨は一体ではない。


「1000人……いや、2、3000人はいたと思う」


カケルの言葉に和希が壁を殴った。
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