蘇りのウタ
「まさか、骨人間?」


乃愛がそう言った。


俺も創吾も、何も言えなかった。


その可能性がとても高いだろう。


だけど確認するだけの勇気はなかった。


この戸を開けた瞬間、骨人間たちが一気に小屋になだれ込んでくる可能性だってあった。


「今のところ小屋に入って来る気配はないし、様子を見よう」


俺は精いっぱい、そう言ったのだった。

< 152 / 245 >

この作品をシェア

pagetop